今日まで好きでいて良かった

アイドルを応援するのって、楽しい

推しにイラッとする日

皆さんは推しにイラッとすることはありますか?

 

私はしょっちゅうある。主にS君に対して。ぶっちゃけ現場に行けば2回に1回くらいはイラッとしてる。

ちなみにMちゃんにはほとんどない。というかイラッとしたことは一度もない。モヤッとしたことが一度あるくらい。

 

S君は基本的に面白くない。多分壊滅的にセンスがないんだと思う。これは私と彼の笑いのツボが合わないとかではなく、本当に面白くない。身内もみんな口を揃えて「自分の方がまだ面白い」と言う。推し被りのヲタクたちはみんな「面白くないところが個性だよね!」と言って何かをごまかしている(少なくとも私にはそう見える)

 

しかしアイドルに面白さなんてカケラも求めていない自分からすれば、彼が面白くないことなんてどうでもいい。問題は、彼が自分のことを「面白い」と思っていることだ。

何がどうしたらそう思えるのか不思議で仕方ないが、彼は本気で自分を面白いと思っているらしい。ライブ中のMCで突然意味分からないことを言い出したりする。それが面白ければまぁ良いが、百発百中でつまらない。

そして更に問題は彼が「すべったこと」を笑いにすらできないことだ。

例えばギャグを言っている途中だったり、ツッコミをしている途中だったり、そういった彼の一言に全客が集中している時に限って、彼は「すべったこと」に臆病になる。

その結果、そのギャグやツッコミを最後まで言わず、「何でもない」と言い出す。

 

いや、それが「ステージに立つ人間」がやること???

 

多分言ってる途中ですべったことに気付いてビビッてるんだと思う。メンタルの弱い人だから。

そういう時、私はいつも「いや、最後まで言えよ」と思ってイラッとする。最後まで言ったところでどうせ面白くないんだから「そんなつまんないこと言うためにMC遮ったの?」と思ってしまいそうだけど。

 

しかし、この界隈では彼は「面白くないことが個性」となってしまっている。だから私は表立ってこんなこと言えないし、匿名でこんなブログに発散させている。

世の中のヲタクは推しにイラッとした時、どうやって発散しているんだろう?

 

私は推しにイラッとしたことがあったとしても本人には言わない。単純に言うのが面倒だからという理由と、「言っても無駄だろうな」という思いがあるから。二十数年生きてきて自分が面白くない人間だということに気付いてない人に、何を言っても伝わらない気がする。

 

そして最近、「推しにイラッとすること」に疲れてしまった。

 

勝手にイラッとしてるだけなんだけど、MCは基本面白くないし握手会とかで接触しても会話が通じなくてイラッとするし、とにかく現場でしょっちゅう私は推しにイラッとしている。

でも本人にそれを言うつもりはない。そして言わない限り本人が気づかないことも分かっている。だから本来、私にイラッとする権利がないことも。

 

最近は「S君はそういう人だもんね」で全部流すことにしている。周りからは「よくそう思えるねw」と言われるが、そう思わないとやってられないのだ。

 

そして結局いつも同じ結論に達する。「私とS君は相性が悪い」という結論。

私が"普通にしたい会話"すらできないことが悲しい。私の"普通"とS君の"普通"が違うことがとても悲しい。

 

現場に行けば楽しい。ふとした時に「好きだなぁ」と思う。

だけど、多分私はS君を一生好きではいられない。

なんとなくそんな気がする。

 

その『一生』の最後がいつ来るのか、私には分からない。

 

もうすぐ久しぶりのツアーへ参戦する。

このツアーが終わった時、私は何を思うのだろう。